嘉永2年4月18日(1849年5月10日)浮世絵師葛飾北斎90歳で死す

嘉永2年4月18日(1849年5月10日)浮世絵師葛飾北斎90歳で死す。江戸の浅草にて。

強烈な個性でも知られ、次々に変えたペンネームは画狂老人や卍などこれも個性的。

北斎はヨーロッパの印象派やゴッホらにも影響を与えた。浮世絵師だが、直筆の作品も多い。代表作は「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(トップ画像、東京国立博物館蔵、colbaseより)。知名度の上ではいまだない浮世絵の国宝指定の最有力かもしれないが印刷物で多数現存しているので、実際に指定しようとするとその範囲が難しい。むしろ、ユネスコの世界記憶遺産かもしれない。

重要文化財には、直筆の『日新除魔図』(九州国立博物館蔵)、《ニ美人図》(MOA美術館蔵)、《潮干狩図》(大阪歴史博物館蔵)がある。

https://twitter.com/kyuhaku_koho/status/1648250017134649351?t=E4dVIoW7JSPStrZU_GQxRQ&s=19

 

関連記事

  1. 雪舟は室町時代の草間彌生だった 根津美術館「将軍家の襖絵」感想

  2. 天平21年2月2日(749年)行基が82歳で死去

  3. 元禄2年3月27日(1689年) 松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出発

  4. 文明13年3月9日(1481年) 足利将軍の御用絵師・宗湛(そうたん)、69歳で死す

  5. 【書評】輝ける、そして迷惑な老人列伝『くそじじいとくそばばあの日本史』(大塚ひかり著)

  6. 天平13年2月14日(741年3月5日) 諸国に国分寺・国分尼寺を建立させる命令(詔)

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。