サイトアイコン 歴史トラベル

「好き」と「嫌い」以外の部分の方が多い

わたしたちは「好き」と「嫌い」の世界で生きている。

SNSの時代、情報に対する姿勢はますます好きか嫌いで選別される。根拠はわからないが、喫茶店で知り合った男性から「江戸時代の庶民が一生に知る情報は、ヤフーニュース5日分」ということを聞いた。

昭和と比べても現代(平成末)が桁違いの情報に晒されていることは、おそらく間違いないだろう。

これだけ日々、情報を浴びていれば、一つひとつの情報を選別する基準は、好きか嫌いかにならざるをえない。人間の脳は、半導体の進化には到底追いつけないから、スマートニュースでニュースをザッピングしているわたしのような庶民には許されよう。

しかし、ニュースを生み出す人たちが、こんな単純な「全か無か」(オールオアナッシング)思考に基づき、論文やニュースを書かれては困る。なにしろ読む方は「全か無か」で読んでいるからだ。

下の引用の記事(井上輝一氏)、驚きのニュースだ。

わたしたちは時々、空気が「酸素」と「二酸化炭素」だけでなく、ほとんどが「窒素」で構成されていることを思い出す必要がある。

調査した科学論文の約半数が、統計的有意性を誤用していたという。
「“統計的に有意差なし”もうやめませんか」 Natureに科学者800人超が署名して投稿 - ITmedia NEWS

モバイルバージョンを終了