東福寺WHO?からのどハマリ
東京国立博物館の東福寺展を見てきました。
阿修羅の興福寺展や帝釈天の東寺展、法隆寺展の時よりも、東福寺についての知識が海抜ゼロ㍍からだったので、知識の積み上がりの標高差が半端なくて、とても✕2面白かったです。撮影可は、明治になって燃えてしまった旧本尊の2メートル超えの仏手。大きい👀💦
忘れられた巨匠 明兆
江戸時代までは雪舟と並ぶ巨匠と評価された(そうです、初耳)明兆という絵師の作品は、色鮮やかだったり、巨大だったり、変幻自在で、禅宗のイメージがひっくり返されました。なんと言っていいか、アベンジャーズみたいな感じ?
なお、本館常設2階で撮影可の明兆がありました。こちらはいかにもな禅画です。
中国と日本 国境を越えた師弟の絆
国宝「円爾宛認可状」(東福寺蔵)が出ていました。無準師範→円爾の免許皆伝書(1237年)。
無準師範→円爾のお手紙は1242年にお寺が燃えてしまい、再建のために千枚の板を送ってくれてありがとうの「板渡しの墨跡」(東博)も国宝。胸熱。
張即之に没入
実物を見て、「うわー、本当に来て良かった〜」って感動したのが、張即之の国宝「方丈」!お寺の部屋を示す額になるものなのでかなり大きいのですが、その筆跡の迫力ったら、墨がいまにも飛び散ってくるんでは?って、思わず顔を離してしまうくらいでした。
・東福寺展