国宝 東大寺法華堂(三月堂) 奈良建築と鎌倉再建が重なる東大寺最古の堂

東大寺法華堂は、東大寺に現存する最古の建築として知られます。奈良時代の正堂と、鎌倉時代に増築された礼堂がひとつに連なり、時代の違う建築感覚が自然に共存しているところに、この堂ならではの深さがあります。

基本データ

名称 東大寺法華堂(三月堂)
よみ とうだいじほっけどう
別名・通称 三月堂、羂索堂
指定 国宝
分野 建造物
種別 仏堂
時代 奈良時代・鎌倉時代
制作年・年代 創建は天平20年(748年)頃、礼堂は正治元年(1199年)改造
形式 正堂・礼堂からなる複合堂
所蔵・管理 東大寺
所在地 奈良県奈良市雑司町406-1
公式参照 東大寺ホームページ

見どころ

エミ

サキちゃん、法華堂は東大寺の中でも空気が特別なの。大仏殿みたいな大きなスケールとは違って、重なり合う時代のレイヤーに注目よ。


サキ

高密度な聖域なんだね。収まっている情報の濃さも高そう。


エミ

そうなの。この法華堂、通称三月堂って、奈良時代の正堂に、鎌倉時代に改造された礼堂がつながっていて、ひとつの建物の中に時代の違う美意識が共存しているの。


サキ

古い部分を残しつつ更新しているわけか。完全保存でも全面刷新でもない、その中間なのが面白い。


エミ

うん、正堂は奈良時代のままに近くて、礼堂は大仏様の要素を取り込みながらも和様に寄せて調和させているのよ。違う時代なのに、ちゃんとひとつの堂としてまとまっているのが見事だわ。




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