静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)の「響きあう名宝ー曜変・琳派のかがやきー」展(前期)で見た国宝7点すべての感想です。
1 国宝 曜変天目
展示順では最後の部屋だけどまずはなんたって国宝「曜変天目(稲葉天目)」❣
これほど肉眼で宇宙(コスモ)を感じさせるものは世界にも存在しないんでナイ?特調したっぽい絶妙な展示ケースでまるで自分の手のひらに包んでいるかのよう(言い過ぎか)。
2 国宝「和漢朗詠集(大田切)」
展示は最初に戻りまして、
出光美術館の国宝手鑑見努世友展ではなんとか切れが多数、時代順に並んでいたので理解しやすかったけど、単独で大田切でゴザイって置いてあるんで勉強不足のワタシにはそんなによく分からなかったです(;´∀`) 次回の鑑賞に期待!
それよりも感動したのが国未指定ながら大名物の「唐物茄子茶入 付藻茄子」。あのツクモ🍆ですよね?!大坂夏の陣で大坂城で爆発したアレ?!
次の部屋の中国文化のコーナーがスゴい。青磁や白磁の美しいこと。重文の油滴天目があるのに記憶にないくらい。後期にチャンと見直したし。
3 国宝の馬遠「風雨山水図」(南宋)
これは、きっとアレアレ、室町将軍のお墨付きってやつでしょ。絵の中に入り込むにはまだ修行が足りません。こちらも十年後の自分に期待。
4 国宝 因陀羅筆「禅機図断簡 智常禅師図」(元時代)
いろんなところでパーツパーツを見る因陀羅さん。上手いかどうか分からんけどなんかユーモラスなところが好きです。大好きです。
この部屋(2章)はまたゆっくり後期ですね。牧谿もあるし。
5 国宝 俵屋宗達「源氏物語関屋澪標図屛風」
曜変天目よりもむしろ脳天貫かれたのが琳派コーナーの国宝 俵屋宗達「源氏物語関屋澪標図屛風」❣2つ同時展示ってサイコーですか?! 前期だけだけどここではまた同時展示されるのかしら?トーハクの松林図屏風や、根津美術館の燕子花図屏風みたいに時期を決めて毎年見れるようにしてほしい。
後期は後期で、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一と出てくるのでそれはそれで楽しみですね。
6 国宝 趙孟頫「与中峰明本尺牘」(元時代)
最後の4室目(曜変天目の間?)には、国宝 趙孟頫「与中峰明本尺牘」(元時代)。不勉強過ぎてよく分からないです。たぶん禅宗のパリピお坊さんが分けわからなんことを中国語でつぶやいてるんたと思います。
7 国宝「太刀 銘 包永」(手掻包永)
7つ目最後の国宝。国宝「太刀 銘 包永」(手掻包永)は鎌倉時代の太刀。大きくてキレイでした。
新しい静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)はコンパクトで良い美術館でした。新しいのでライトやガラスは最高。また後期に行きます。
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