国立劇場の新春歌舞伎遠山の金さん感想文

国立劇場の新春歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記」(いわゆる遠山の金さん)を鑑賞しました。
体調不良でベテランから中堅、子役までまんべんなく(?)欠場のなか、重要な役を代役した市村萬次郎さんは違和感なく演じていてスゴいと見終わった後に感服。
全体で特に印象に残ったのは、堕天僧(笑)の天学(坂東彦三郎さん)と、内に秘めた妖艶が滲み出ていたおえん(尾上右近さん)でした。
ロビーでは獅子舞も出ていて、楽しかったです。獅子舞を見たのも3年ぶりくらいなので、お札をパクパクするのを見て、そういえば、そういうアクションするんだったけなぁと。3年も経つと色々忘れてしまうので、こうした伝統は早く復活させないと、一度途絶えたら復活させるのは難しいと実感。

関連記事

  1. 【国宝】尾形光琳「燕子花図屏風」根津美術館

  2. 色々ヤバい!泉屋博古館東京「不変/普遍の造形ー住友コレクション中国青銅器名品選ー」展の感想文

  3. 「古美術逍遙~東洋へのまなざし」(泉屋博古館東京)感想

  4. 菱川師宣「見返り美人図」が国宝どころか重要文化財でもない件

  5. 昭和18年(1943年)3月19日 洋画家の藤島武二が77歳で亡くなる

  6. 安政7年3月3日(1860年) 井伊直弼が桜田門外で暗殺

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。