雪舟を筆頭とする水墨画の良さはモノクロで「渋いこと」と安易に考えてきたけれども、最近、禅宗パリピ説に傾倒してるので、そうじゃないだろうと。
結論から言うと、白と黒にポイントがあるんではなく、「瑞々しさ」が水墨画の美の壺であることが、この展覧会を見て、悟りました。
表題の通り、雪舟は室町時代の草間彌生だったってことです。それで購入するのはヒルズ族(古くさっ)ね。
わーいわーい、分かった分かった!と喜んでいたら、なんのことはない
『國華』編輯委員で学習院大学教授の島尾新は「水墨のみずみずしさを活かした夏珪の絵に対して、岩のかたちも梅の枝振りも力強く、色もきっちりと着けられて、かなり雪舟風のアレンジになっています」と語る。
とな。
もう当たり前に、専門家は「瑞々しさ」をポイントに挙げてるンですね。
では、なんで、一般ピープルは、水墨画=地味=だがそれがイイ!と思ってきてるのだろうか?(ワタシも含めて)
銀閣寺のせい?
でも、銀閣寺つくった将軍は、パリピの権化、会所なんてのは、室町時代の鹿鳴館ですわ。
飲んで歌って踊って、たぶん女も連れ込んでいたに違いありません。
なんか室町時代っておもしろいかもしれないです。
国宝のウズラ図?
あれは、あれですよ。
ワンニャン動画、志村けんの動物園でしたっけ?金持ちだけど品の無いお笑い芸人のおじさん(志村けん)が動物を愛でてキャッキャウフフするやつ。
やんごとなき人たちとそうこうしてるうち、単なる野蛮人だったおじさん≒初期の足利将軍だったのに、知識人≒6代以降あたりの足利将軍、なものにクラスアップ。
「だいじょうぶだ〜」や「だっふんだ〜」が床の間に飾られて、ありがたいけど意味不明な禅の掛け軸として、珍重されるのであった、みたいな。
以上が感想です。
あー面白かった。後期もイコっかな。紅葉もきれいになったみたいだし(行ったときはまだ緑だった)
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