承和元年(834年)1月8日 空海が初めて「後七日御修法」を宮中で実施

承和元年1月8日(834年2月19日) 空海が初めて、東寺(教王護国寺)で最も重要な儀式である「後七日御修法ごしちにちみしほ」を宮中(中務省)で行う。
お正月の7日までは神道の行事、8日から仏教(密教)という意味で「七日」の後。
七草粥を食べてから鏡開きも、関係があるのかもしれませんね。
現在、後七日修法が行われている東寺の灌頂院は重要文化財の建築物。

後七日御修法とは

後七日御修法ごしちにちのみしほは、東寺にとって最重要の儀式です。
東寺宝物館で2022年3月20日〜5月25日に開かれた「東寺と後七日御修法」展示のパンフレットから以下に引用します。

毎年正月8日から14日までの7日間、世界平和や五穀豊 を祈って行われる法会です。弘法大師空海が承和二年 (835) 正月に宮中で勤したのがはじまりです。 金剛界と胎蔵界の両界を隔年ごとに主尊として、 現在はそれぞれ西ノ院流と勧修寺流で修法されています。

後七日御修法の道場には、弘法大師空海が唐から持ち帰った仏舎利が安置され、壁には両界曼荼羅図や五大尊像・十二天像などがかけられます。 法会の責任者である大阿闍梨は、弘法大師空海ゆかりの密教法具を使用します。 これらの仏具類は法会のたびに点検が行われ、厳重に管理されました。

戦国時代と明治4年(1871) に中断しましたが、明治16年(1883) に再興されてからは、東寺の灌頂院で行われています。 昭和43年(1968) からは、 真言宗各派大本山会によってとり行われ、今年で55回を数えました。 そこで本展では、 これを記念して東寺の寺宝の中から、江戸時代の後七日御修法の再興にかんする 宝物や重要文化財二間観音像などを公開します。 この特別展を機に東寺1200年の寺宝に触れていただければ幸いです。

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