治暦5年2月5日(1069)仏師円快、絵師秦致貞、法隆寺の聖徳太子坐像(伝七歳像)を造る

治暦5年2月5日(1069年2月28日)仏師円快、絵師秦致貞、法隆寺の重要文化財《聖徳太子坐像(伝七歳像)》を造る。

この像は、現存最古の聖徳太子の彫像です。
2021年の奈良国立博物館の特別展「聖徳太子と法隆寺」に出展されました。

3月22日の聖徳太子の命日の法要を聖霊会(しょうりょうえ)と言います。
法隆寺では毎年の小会式(しょうえしき)に加え、十年ごとの聖霊会を大会式(だいえしき)と呼び、大会式は、ふだんは東院に祀る「南無仏舎利」とこの7歳の姿と伝えられる童形の太子像を、2基の御輿に乗せて、西院大講堂に移して行われます。西院大講堂では国宝の大講堂本尊(十世紀)の前にその時だけ安置されます。

『芸術新潮』2021年7月号「1400年遠忌記念大特集 聖徳太子 日本一有名な皇子のものがたり」から引用

絵師秦致貞が描いた10面の《聖徳太子絵伝》東京国立博物館(法隆寺献納宝物)は国宝。

関連記事

  1. 永禄12年1月10日(1569年1月26日)織田信長、上洛

  2. 色々ヤバい!泉屋博古館東京「不変/普遍の造形ー住友コレクション中国青銅器名品選ー」展の感想文

  3. 嘉永2年4月18日(1849年5月10日)浮世絵師葛飾北斎90歳で死す

  4. おならの絵巻 重文「福富草紙」(室町時代、春浦院蔵)

  5. 正慶2年1月26日(1333年)信濃国の大法寺の三重塔(国宝)建立

  6. 【書評】輝ける、そして迷惑な老人列伝『くそじじいとくそばばあの日本史』(大塚ひかり著)

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。