仁安2年2月25日(1167年) 平清盛が厳島神社に参詣し書写した般若心経を奉納(平家納経)

仁安2年2月25日(1167年3月18日) 平清盛が厳島神社に参詣。自ら書写した般若心経を追加で奉納した(平家納経の一部)。

厳島神社に伝わる平安時代末期の国宝「平家納経」は、平清盛が一門の繁栄を祈り、長寛2年(1164年)9月に、厳島神社の本地仏(十一面観音)に奉納した装飾経33巻です。33巻は、法華経28品、無量義経(開経)1巻、観普賢経(結経)1巻の30巻を、平家一門が一人1巻ずつ担当して写経したものです。この30巻に、般若心経と阿弥陀経、平清盛自筆の願文を加えた33巻が一揃いになっています。ただし、このうち般若心経1巻は、仁安2年(1167)に清盛が書写したとの奥書から、1164年の奉納時ではなく、のちに入れ替えられたとみられています。

平家納経 厳王品 第二十七(模本) 松永本 東京国立博物館蔵 Colbaseより。 田中親美は、「平家納経」全33巻の模本を5組作ったことが確認されています。本作はその5組とは別に、「厳王品」1巻のみ制作したものと考えられます。実業家で茶人だった松永耳庵(安左エ門、1875~1971)が所蔵していました。

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