江戸時代の細川藩に「鍋奉行」が存在したという衝撃の「事実」が明かされ、翌々日収束する

細川藩に「鍋奉行」が実在したと話題になりました。

ちゃんとした細川藩の史料に「明記」されていたのです!

 
そのことが2019年2月2日にツイッターで明らかにされるとネット民は騒然としました。
 

肥後細川家侍帳に「鍋奉行」ってあるんだけど、なんの役職?留守居組のところだから金物を管理を任されてるとか?鍋奉行・片岡新兵衛

細川藩の史料を引き継ぐ永青文庫がさっそく反応して、調べたところ…

まさか熊本藩に「鍋奉行」が実在した……? 気になったので調べてみました。熊本大学永青文庫研究センター所長の稲葉継陽教授によれば、「残念ながら鍋奉行ではありません。片岡新兵衛は『浦奉行』です。『浦』の崩しは『鍋』に似ているので、松本先生が誤読されたのでしょう」「浦奉行は沿岸部の船着きの警固管理にあたる職で、九州は対外関係の最前線だったこともあり、要職に位置づけられていました。松本先生は私たちの大先輩ですが、まさに歴史的な誤読といえましょう」と苦笑交じりのコメント。「寛永五年 諸奉行帳」の原本画像を添付します。

浦奉行を鍋奉行と誤読したものが原因だった

なんと、というか、納得の落ちが2日後の2月4日に出されました。「浦奉行」を「鍋奉行」と誤読したとのこと。浦と鍋のくずし字が似ているためだそうです。

前3RT:というわけで、鍋奉行問題は無事解決しました。松本先生=松本寿三郎氏、ですね。松本寿三郎編、細川家藩政史研究『肥後細川家侍帳』の歴史的誤読エピソード。鍋奉行……いたらいたで、面白かったけど(笑)

永青文庫副館長で著名なツイッタラーでもある橋本麻里さんが下のようにツイートして、まとめています。橋本さんが副館長をつとめているからこそ、いっきにわずか2日で解決しましたが、こうした翻刻をする際の誤読は結構あるのでしょうね。

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