【国宝】時雨螺鈿鞍(永青文庫) 天才的(=変態的)な超絶細かい技巧の雨あらし

永青文庫の「漆芸コレクション展 かがやきの名品」に行きました。お目当ては、和樂のポッドキャストの漆チャンネルで夏(7月ごろ)に紹介されていた永青文庫の国宝「時雨螺鈿鞍」(鎌倉時代13〜14世紀)が期間限定で展示されているから。この鞍は、2017年の京博の国宝展に出たものの、持ち主の永青文庫では実に16年ぶりの公開とのこと。

漆チャンネルでは、「天才」と紹介されていましたが、実物を見るとその技巧は変態と言って良い(褒めている)凄まじいレベルの工芸でした。

螺鈿は夜光貝を薄く切ったものを貼り付けるのですが、爪楊枝よりも細い松の枝が細かく放射状に広がっていたり、葉っぱの葉脈だけ切り抜いていたりと、とにかく圧巻の一言。

また漆チャンネルでの言葉になりますが、とても一人の作家では完成することができないシロモノ。総合プロデュースとデザイナー、螺鈿細工職人と、チームが必要とのこと。(週刊マンガ連載の制作に近いかもと思いました)

もう少し詳しく書きたいですが、この鞍の展示は11月13日までと短いので、まずは速報。展覧会自体は12月11日までやっています。

ポストカード(ヘッダー写真)は良心的な税込み100円!しかし背景のピンクはふつうに白ではあかんかったのでしょうか?(なぜか関西弁)

永青文庫

関連記事

  1. 国宝「渓陰小築図」(京都・金地院)は新オフィス開設祝いの胡蝶蘭?

  2. 慶長12年(1607年)2月20日 出雲の阿国が歌舞伎踊りを上演

  3. 京博の「宋元仏画展」が伝説レベルでヤバい

  4. 【国宝 刀剣】金銅荘環頭大刀拵・大刀身 (高知県・小村神社蔵) 年に1度公開の貴重な姿が動画でも

  5. 国立劇場の新春歌舞伎遠山の金さん感想文

  6. 【歴史辞典の”闇”】『国史大辞典』に隠された時代遅れの20世紀的な「序列」とは

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。