哲学者の梅原猛さんが亡くなりました。2019年1月12日
『隠された十字架 法隆寺論』は夢中になって読み、「古代史ロマン」を抱きました。私が歴史を好きになったきっかけの一つかもしれません。
ただ、斬新な古代史論も、今の学術レベルで見ると、松本清張や司馬遼太郎のような小説に近い内容だったかもしれません。いわゆる戦後の新しい「日本史」世代。なかでも紡がれた古代史は、シルクロードなどを含め、大いに昭和の歴史好きを刺激しました。
ただ平成に入ると古代史が不人気になっていった気がしています。平成の日本人が歴史にロマンを感じたのは、戦国時代や幕末期。古代史はロマン以外になにかが足りない。考古学だけではそれが補完されなかったように思います。
それは次の元号では見えてくるでしょうか。
今一度、梅原猛さんの著書を読み返してみようと思います。
合掌
追記
梅原猛人類哲学賞 第一回受賞者は写真家・志賀理江子さんに決まりました。(2026.01.21)



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