なぜ高齢化率No1の日本がNo2のイタリアに比べてコロナによる死者数が桁違いに少ないのかの「5大諸説」

コロナウイルスについて書いていますが、所詮素人の戯れ言なので、正しい情報は厚生労働省の新型コロナのページを確認してください。厚生省クラスター対策班の押谷仁教授が説明したパワポ(PDF)が全国民必読です。

 

新型コロナウイルスの感染者数については、検査の対象の範囲でだいぶ変化するようですが、死者数についてはどこの国でもそれほど誤差はありえません。
特に死亡者数が1万人を越えたイタリアと、まだ2桁台の日本との差は、大きな謎となっています。
というのも、先進国で高齢化率のNo1が日本で、No2がイタリアだからです。
新型コロナは基本的には高齢者がかかる病気なので、日本とイタリアが同じように大量に死者数を積み上げていたら、疑問はなかったはずなのですが、いったいなぜ?

新型コロナはまだ何者かもはっきりしていない謎のウイルスなので、いろいろと噂や臆測が飛び交っています。果たしてどうなるかは見当がつきませんが、「日本だからこその」5つ(*2つ追加しました)の候補をあげておきます。

1 BCGワクチン

二の腕に9つの針を刺される予防接種です。なにを予防するかというと結核です。結核はウイルスでなく結核菌なので関係ないと思われていましたが、肺を攻撃するという点で共通し、ワクチンによって免疫全体を底あげる効果があるのではないかと推測されています。まさかのツベルクリン反応最強説。

ウイルスと菌を同一視するのは、「自分は常に科学的でありたい」と考えている人にとってはタブーなので、ネットでも当初はネタだろうと思われていました。が、この説が、大隅典子・東北大教授(最近テレビに出ている人と違ってスタップ細胞のときから信憑性の高い学者とネットで評価されている研究者)が3月26日に、「関心」を表明し、一気に広まりました。

さらに、27日にNHKでオーストラリアで実証実験が始まると報じたことで、がぜん信憑性が高まってきました。

 NHKニュース 
豪 BCGワクチン 新型コロナウイルスに有効か臨床試験へ | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200327/k10012354671000.html
オーストラリアの研究機関は、新型コロナウイルスに有効かどうかを確認するため、結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を…

大隅教授のブログに詳しいですが、要はイタリアは、ワクチン嫌いのお国柄で、BCGの接種を国としてしていなかった。日本は1951年からBCGの接種が始まった。つまり日本人の69歳以下は、原則的にBCGワクチンを打っているので、あまり重症化しないというものです。亡くなった志村けんさんは1950年2月生まれで、生年からするとBCGは打っていない――となります。

2 花粉

空気中に大量に漂う花粉がコロナウイルスを包み込み無害化している、という説。これは最初からネタとしてツイッターだかで回ってきたものです。花粉症には長年苦しめられてきたので、せめてこんなときくらい役立っていてくれたらと心から願っています。
ロシアも今のところ、コロナ感染が少ない国ですが、モスクワは植樹したポプラによる花粉症が深刻なのだそうです。

3 納豆

ここ数日、スーパーでなぜか売り切れになっている食品が納豆。コロナからみだとは思いますがネタ元が見つけられません。
なんでだろうと考えたところ、コロナに対抗できるすべはいまのところ免疫力のアップしかないわけですが、最近よく言われているのが、腸内環境(フローラ)ですね。発酵食品を食べるといいというやつ。ヨーグルトでも、豆腐でもいいはずですが、たぶんヨーグルトやチーズはイタリア人も食べているはず。納豆は日本人しか(基本)食べない。そっか、納豆菌がコロナに効く!って思った人が買っているのでは、と想像しています。

4 CTスキャンが多い (追加)

人気ブロガー永江一石さんが3月31日に投稿したエントリーです。日本はCTスキャン台数が世界の30%を占めているのだそうです。たしかに、コロナが問題なのは感染したかどうか、よりも発症して重症化した場合の「肺炎」にあります。コロナであろうがなかろうが、肺炎の症状をCTスキャンで早期発見できて治療できているので、日本は重症化や死者数が少ないという論旨になります。

なぜ、日本のコロナ感染者は重症化しないのかを考える

5 クラスター班がクラスターを潰してきたから(追加)

 

こう言う頑張りが報われて欲しいですね

そもそもインフルエンザ死者が日本の200人に対してアメリカは1万人越えなのはなぜか?

もう一つの疑問もあります。2010年以降の統計で、少ない年でアメリカはインフルエンザによる死者が1万2000人(2011~12年)、多い年には6万1000人(2017~18年)にもなっているのです。この数字はアメリカの公的な機関(厚生労働省にあたる)CDCの数値です。
https://www.cdc.gov/flu/about/burden/past-seasons.html
今年(2019年10月から2020年3月7日現在)は、2万2000人~5万5000人がインフルエンザで死亡と推定しているのです。

一方の日本は、厚労省のホームページで
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html

例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。
国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214(2001年)~1818(2005年)人です。

とあります。

多くても1000人台で例年200人くらいのようです。ところが続いて、

また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。

とあります。インフルが要因となって死んだ数は1万人と推計されているとのことです。日本とアメリカの人口を考えると、ちょうど倍ということで、日本だけが特別にインフルに強いわけではなさそうです。

冒頭に紹介した厚生省クラスター対策班の押谷仁教授のパワポにあるように、今求められているのは、神がかり的にラッキー(仮に過去のBCGが効いたとしてもたまたま)な要素に頼るのではなく、「行動変容」(3つの密の場所に行かない、公共の場で大声でしゃべらない)です。

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