水道「民営化」のモデル宮城県と全国二番目に高い北海道羅臼町

結構話題になった水道法の改正。モデルは宮城県という話を目にしたことがありましたが、2019年4月17日の読売新聞政治面で、ルポ記事が載っていた。

東京の会社が遠隔操作で、宮城県の上水道の浄化薬品の注入や漏水などの監視をしている。

旗振り役の宮城県は「民営化でなく官民連携だ」と強調しているとのこと。

一方、「民営化」を導入したくても、できないケースとして、全国2位の北海道羅臼町があげられた。

民間委託を検討したが1000万円以上予算が膨張するため断念したとのこと。もっとも、3年ごとに10パーセント値上げする水道料金の改定を2008年から、すでに10年以上据え置いているそうで、どこかで赤字を吸収しているのだろう。

いずれ直営では、同じ夕張市のように水道財政破たんという危機も想定されているのかもしれない。

30年間、濾過装置が壊れているが、皮肉にも、世界自然遺産の知床が水源で良質な水のために、問題なく飲めているエピソードはなんともシュールだ。

一覧の水道料金では、格差が10倍もあることに率直に驚いた。

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