承和2年3月21日(835年) 空海、62歳で没す

承和2年3月21日(835年4月22日) 弘法大師・空海、没す。62歳。密教「真言宗」の開祖。
空海自筆の書では、「聾瞽指帰ろうこしいき」(高野山・金剛峯寺蔵)、「尺牘三通(風信帖)」(教王護国寺=東寺蔵)、「金剛般若経開題残巻(六十三行)」(京都国立博物館蔵)、「金剛般若経開題残巻(三十八行)」(奈良国立博物館蔵)、「潅頂歴名」(神護寺蔵)、「大日経開題」(醍醐寺蔵)、「狸毛筆奉献表〈伝弘法大師筆〉」(醍醐寺蔵)が国宝。
空海が使ったものでは、中国で密教を学んだ恵果阿闍梨から伝領したと伝えられる袈裟「犍陀穀糸袈裟」(東寺蔵)、「密教法具」(伝弘法大師将来)〉(東寺蔵)が国宝。袈裟が納められていた蒔絵の容れ物「海賦蒔絵袈裟箱」も国宝(東寺蔵)。

根津美術館「仏具の世界」展で弘法大師空海画像(重文)が展示中。

関連記事

  1. 天武10年3月17日(681年) 天武天皇が皇子や臣下らに帝紀・上古の諸事を記定(のちの「日本書紀」)させる

  2. 国宝手鑑「見努世友」と古筆の世界 出光美術館

  3. 天長7年1月3日(830年1月30日)出羽国で大地震、秋田城・四天王寺など倒壊

  4. 文明13年3月9日(1481年) 足利将軍の御用絵師・宗湛(そうたん)、69歳で死す

  5. 弘仁14年3月1日(823年) 加賀国の誕生

  6. 【書評】輝ける、そして迷惑な老人列伝『くそじじいとくそばばあの日本史』(大塚ひかり著)

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。