推古17年4月8日(609年5月16日) 飛鳥時代の仏師・鞍作鳥が丈六釈迦像(飛鳥大仏)を完成

推古17年4月8日(609年5月16日) 飛鳥時代の仏師・鞍作鳥、丈六釈迦像を完成させ、飛鳥寺(奈良県明日香村、当時の名称は元興寺=奈良市の元興寺とは別)に安置する。元興寺縁起より、日本書紀では推古14年完成とする。

この丈六釈迦像が、銅造釈迦如来坐像として重要文化財。火災で損傷が激しく顔などは新しいとみられていたが、近年の研究では、かなりの部分が飛鳥時代のままとの考えも出ている。

「日本最古」といわれながら、国宝になれない仏像がある。飛鳥寺(安(あん)居(ご)院、奈良県明日香村)にある飛鳥大仏(銅造釈迦如来坐像、重要文化財)だ。国宝になれないのは、後世の補修箇所が多く、造られた7世紀当時の部分がほとんど残っていないからとされているが、最新の研究では、オリジナル部分が従来考えられていたよりも多く残っているとの結果も。飛鳥大仏に国宝指定の報は届くか。(産経新聞、2018年10月27日)

  • コメント: 0

関連記事

  1. 日本にしか残存していない奇跡!京都国立博物館「宋元仏画展」後期に行ってきました

  2. 瀧山寺 運慶作の仏像に納められた源頼朝の毛と歯【愛知・岡崎】

  3. ケマンとは?仏に捧げる永遠に枯れない花束!国宝 牛皮華鬘(けまん) 東寺旧蔵 奈良国立博物館蔵

  4. 壬申の乱で大海人皇子が立ち寄った 東を向いた古代役所・久留倍官衙遺跡【三重・四日市】

  5. 推古元年1月15日(593年2月21日)法興寺(飛鳥寺)の塔の心礎に仏舎利を納める

  6. 【文化財ニュースまとめ】エミとサキの気になる新指定・重要文化財トーク 2025秋編

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。