神社でよく見る狛犬は狛犬でなく獅子だった

獅子・狛犬(第三殿)[獅子]鎌倉時代[狛犬]室町時代 春日大社蔵 特別展「春日大社 千年の至宝」図録に加筆

ポイントが貯まって新幹線グリーン車に乗ってもらえた「ひととき」2023年1月号の特集「京都 動物アートをめぐる旅」をパラパラと読んでいたところ、
「今、神社にある狛犬の多くには、角がありません。つまり、どちらも獅子なんです」(淺湫毅京博上席研究員)18頁
神社の境内にある狛犬、狛犬でなく獅子だった!?
本来の狛犬は角があり、口を閉じてる。今の狛犬は2つとも角がないので、狛犬でなく、獅子であると。
へぇと思ったが、なにかどこかで見聞きした記憶が蘇ってきた。
なんだっけ?と年末の大掃除兼ねて探したところ、特別展「春日大社 千年の至宝」図録にあった。

獅子・狛犬(第三殿)[獅子]鎌倉時代[狛犬]室町時代 春日大社蔵 特別展「春日大社 千年の至宝」図録に加筆

別に角があってもいいと思うのだが、江戸時代にバーッと狛犬(狛犬じゃない)が外に置かれる石造物としてスタンダードになった際に、角があると風雨で折れ易くなるからだろうか?!とか想像した。

関連記事

  1. 建長6年1月23日(1254年)湛慶、三十三間堂の本尊、千手観音坐像を造る

  2. ブラタモリ京都東山編で比叡山と大文字山の2つの山稜が白砂の日本庭園を作ったという話

  3. 推古17年4月8日(609年5月16日) 飛鳥時代の仏師・鞍作鳥が丈六釈迦像(飛鳥大仏)を完成

  4. 治暦5年2月5日(1069)仏師円快、絵師秦致貞、法隆寺の聖徳太子坐像(伝七歳像)を造る

  5. 【国宝】一生見ることは不可能? 綴織当麻曼荼羅図 奈良・當麻寺

  6. 鶴岡八幡宮の名刀ー歴史に宿る武士の信仰ー 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。