都会の真ん中で仏教美術に触れる!「SHIBUYAで仏教美術」展(松濤美術館)に行ってきた

A子: ねえ、この間渋谷の松濤美術館でやってた「SHIBUYAで仏教美術」展、行った?

B男: え、何それ?知らない!仏教美術って渋くない?

A子: それがね、全然渋くないの!奈良国立博物館から来てる仏画とか、仏像とか、お経とか、すっごく貴重なものが展示されてて、見応えあったよ。

B男: へえ、面白そうじゃん!どんな感じだったの?

A男: まず驚いたのが、奈良国立博物館の国宝がモダンな松濤美術館で展示されてるところ。松濤美術館の曲面の壁面の空間の使い方とか、仏教美術が古美術というだけでなく、すごく新たな見方をできたよ。

B男: 確かに、仏教美術ってちょっと遠い存在って感じするもんね。

A子: 中でも、奈良国立博物館の国宝で、めちゃくちゃインパクトのある「国宝 辟邪絵」を、全て見ることができて、感動だった。前期後期で入れ替えで全て、だから、2回行ったよ。

B男: 2回も?!

A子:ちなみに「へきじゃ絵」と読むよ。神虫の迫力はすごかった。でも、人気過ぎてポストカードは売り切れてたくらい。

国宝 辟邪絵 鍾馗 平安時代〜鎌倉時代(12世紀) 奈良国立博物館

国宝 辟邪絵 毘沙門天 平安時代〜鎌倉時代(12世紀) 奈良国立博物館

B男: すごい!そんなに人気なんだ。

A子:仏像はもちろん、工芸品とか、いろんなジャンルの作品があって、見飽きなかった。

B男: すごい!そんなにいろいろ見れるんだ。

国宝 迦陵頻伽文華鬘 牛皮彩色 平安時代(11世紀)奈良国立博物館

A子: あとは実物を初めて見て特に印象的だったのは、牛皮に彩色した国宝の「迦陵頻伽文華鬘」かな。あの迫力と美しさは、生で見ないと伝わらないと思う。

B男: 全く読めないけど(笑) 牛皮?それは見てみたい!写真とかで見るのと、実物を見るのとでは全然違うんだろうね。

A子: 全然違う!実物は、細密で、存在感がある。それに、牛の皮で装飾とか、職人の技術の高さとか、発見がたくさんあったよ。

ほかにも重要文化財の仏像とか貴重な仏教美術の作品をたくさん見られたよ。

蔵王権現鏡像 平安時代(12世紀) 奈良国立博物館

「SHIBUYAで仏教美術 奈良国立博物館コレクションより」渋谷区立松濤美術館 2022年4月9日〜5月29日開催

関連記事

  1. 年3回だけ開室の東京国立博物館の黒田記念館特別室

  2. 東北へのまなざし 1930-1945 東京ステーションギャラリー 感想戦

  3. 建長7年2月21日(1255年) 北条時頼が建長寺の梵鐘(国宝)を鋳造する

  4. ケマンとは?仏に捧げる永遠に枯れない花束!国宝 牛皮華鬘(けまん) 東寺旧蔵 奈良国立博物館蔵

  5. 国宝「夏景山水図軸」南宋時代 山梨・久遠寺蔵 

  6. 新橋にウクライナと和食のフュージョン料理店「スマチノーゴ」

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。