織田信長が桶狭間の戦いにのぞむ心境を清須城でインタビューしたところ、敦盛の舞を踊りながら替え歌で歌ってくれました。
15(60年)の夜 (元歌 尾崎豊「15の夜」)
落書きの起請文(きしょうもん)と外ばかり見てる俺
清須城の櫓(やぐら)の上の空 届かない夢を見てる
やりばのない気持の門扉破りたい
館の奥 舞を踊って見つかれば申し開く場もない
しゃがんだり跳ねたり 背を向けながら
心のひとつも解りあえない譜代の重臣たちをにらむ
そして俺と近習達は今夜夜襲の計画をたてる
とにかくもう 守護や守護代家には降りたくない
自分の存在が何なのかさえ 解らず震えている
1560年の夜
盗んだ名馬で走り出す 行き先は熱田神宮
暗い夜の帳りの中へ
老臣に縛られたくないと 駆け込んだこの夜に
自由になれた気がした 1560年の夜
冷たい風 冷えた体 人恋しくて
夢見てる濃姫の館の横を サヨナラつぶやき
走り抜ける
闇の中 ぽつんと光る 常夜灯
3文銭で買えるぬくもり 熱い湯漬けすすり込み
美濃との結末も解らないけど
あの娘と俺は将来さえ ずっと夢に見てる
老臣達はかぶく心を捨てろ捨てろと言うが 俺はいやなのさ
退屈な軍議が俺達の全てだというならば
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な
1560年の夜
盗んだ名馬で走り出す 行き先は桶狭間
暗い夜の帳りの中へ
覚えたての南蛮煙草をふかし 星空を見つめながら
自由を求め続けた 1560年の夜
盗んだ名馬で走り出す 行き先は今川本陣
暗い夜の帳りの中へ
誰にも縛られたくないと 駆け出したこの夜に
自由になれた気がした 1560年の夜
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