昭和生まれです。はい。
令和になって、はじめての年末、「新しい元号になったし、なんか新しいことでも始めてみよう」とありがちな思いを抱き、実行したのが「Youtubeチャンネル」です。
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コンテンツ
古典作品の朗読に挑戦
やってみたのは、古典の朗読です。子どもの教科書や副読本を読んでいて、日本の古典や哲学など、歴史好きなので、名前や書名は知っているのですが、果たして読んだことはあるだろうか、と自分に問うと、「・・・」と思い、青空文庫やら電子書籍やら図書館やらで、古典を読め始めました。
高校生の頃は、たぶん読んでも、「意味わからん」というのが普通の感受性だと思いますが笑、昭和世代は令和になって、ずいぶん(苦労を重ねて)大人になり、すると古典というものが、思いがけず、びしびし心に響いてくるのです。
「これは面白い」と思ったのですが、読むのもけっこうしんどい。ラジオで流れてくるように朗読にしたら、いいんじゃないかなと思いました。
Youtubeを見ると、かなりの数の朗読がすでにあります。
ただ、中には背後のノイズ(ザーザーという環境音)が入っていて聞きにくいものも多く、プロの声優や俳優が収録しているものもありますが、素人の方の中には声質がいまいちな方(失礼ながら)もいます。
あと、BGMが入っているものはほとんどないです。(これは好みがあるでしょうけど)
AIによる朗読
現在は、AIによる合成音声はプロレベルに近づいています。むしろ人間が聞きやすい声であるため、へたな素人よりはうんと聞きやすくなっています。ただ、イントネーションが古典の独特な文章には対応していないところもありますが。
というわけで、最初に始めたのが、江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」です。テキストは青空文庫を利用しました。名探偵明智小五郎のデビュー作で、作品の名前は聞いていましたが、実際に読んだことはありませんでした。明智は、「こんな登場の仕方だったんだ、へぇええ」となりました。
朗読収録をしていって、気づくと、朗読時間は1時間8分になりました。短編に属すると思いますが、朗読すると、意外と長いのだなと知りました。
このときにつけたBGMはイントロとエンディングの部分だけでした。その後の動画は、BGMや効果音、ときどき映画的な演出などにも取り組んでいます。
14本の動画で視聴者数はどれくらい?
その後、1週間に1本以上を目指して、朗読の収録、動画を編集し、14本の動画を公開しました。
(2020年3月初旬現在)
10分くらいのもあれば、収録しているうちに、永井荷風の「墨東綺譚」のように、2時間をこえたものもあります。(編集は当然、それ以上の時間がかかります)
二時間もあるので、字幕はなくなくテキストスクロールにしました。映画的にしたかったのですが。
その結果は?
視聴回数277回 再生時間約40時間 登録者数・・・3
どうでしょう?
Youtuberになって稼ぎたい方は、がっくりしてあきらめるでしょう。簡単に稼げるかといったら、まぁまず稼げません。
Youtubeで収益化(広告をつけることができる)のは、年間で再生時間4000時間以上、チャンネル登録者数1000人以上ですので、果てしない道です。
つまり、このブログのタイトルはあおりですみません。収益は0円です!
ただ、趣味でやる分には、とても楽しいです。
ブログによって、個人が紙の新聞や雑誌、本のような媒体を簡単に持てるようになりました。
今度は、Youtubeによって、個人がテレビ番組や映画のような動画を、簡単に作って、持てるようになったのです。テレビの周波数を無料でゲットできるに等しいことです。これって、信じられないことですよね。
テレビだって、Uチャンネルの早朝の番組なんて、誰が見ているんだっていうのがたくさんありますよね笑
朗読番組制作の方針
これまでは、たんに自分が青空文庫で読んだものを選んできました。中島敦の「山月記」や小泉八雲の「耳無し芳一」はテキストスクロールでなく、背景も動きますし、BGMも随所に入れています。が、こうした有名かつあまり長くない作品はほとんどすでに朗読動画が公開されています。
Youtubeは、「同じようなコンテンツの量産」には厳しい態度です。オリジナリティがないものは、あまり再生されないような仕組み(アルゴリズム)を組んでいます。もちろん、私もそう考えて、効果音やBGMを入れたり、オリジナリティや付加価値を入れたつもりではありますが。
再生回数9回!
再生回数2回!(1回は自分で見た分ですね笑)
再生回数2回は精神的にきついので笑、これからはYoutubeにはまだ(あまり)ないけど、有名な作品の朗読に力を入れていこうと考えています。
というわけで、よかったらチャンネル登録をお願いします。ツイッターもよろしくです。
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