東南アジアで「最も信頼できる国」の世論調査で中国が日本を抜かして1位の衝撃

中国政府の傍若無人には、世界があきれ果てて、世界中で信頼度を落としている、に違いないと思い込んでいた。
2022年9月4日の読売新聞国際面の中国総局長のコラムで、その思い込みがちゃぶ台返しされた。
ラオスで中国による高速鉄道が開設していたらしいお話から始まり、テーマは、日本の外務省が香港の調査会社に委託してASEAN諸国で行われた対日本世論調査の結果である。
まさに、コラムで書いてあるとおり(心理状況も)なのではあるが、「今後重要なパートナー」となる国・地域に、前回2019年調査でトップだった日本が、中国に抜かされた。これは分かる。
ところが、「最も信頼できる国・機関」で、中国と答えた人が19%、日本は16%で、中国が信頼できる国でトップになったというのだ。中国は前回から4㌽増やし、日本はなんと12㌽も減らした。差し引き16㌽も信頼度が変動したというわけだ。

一読して、まさかと思ったが、事実を受け止めないといけない。
では、この間に両国に共通してあったのは、当然、新型コロナである。
中国の対応がどうだったのかよく知らないが、振り返って日本の対応を思い返せば、「攘夷」論そのものの鎖国政策だった。正直、自分も鎖国すべしと考えていた節があり、成田空港からの乗り換え駅である日暮里で、アジアから来たと思われる若い男女を見て、ぞっとした記憶が恥ずかしながらある。東南アジアに対しては、昔も今も、世界で一番大好きと思っている自分でも、これである。
この3年に、なんらかの理由で日本を訪れた外国人は、きっと相当に不快な「おもてなし」を受けたと想像ができる。
コラムは「日本が地域で長年積み重ねてきた信頼の減衰をどう食い止めるか」と締めるが、まさに「コロナ無罪」「発生国の中国有罪」とばかりに、我が身かわいさで、信頼を切り売りした3年間だったのではないかと、反省しきりである。
自分個人が猛省したところでどうにもならないが、日本の「おもてなし」とはなんだったのか、ちゃんと向き合いたいと思った。

・外務省「対日世論調査

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