読み直すマスターキートン 第4話ダビデの小石

第4話「ダビデの小石」は贋作の話です。

16世紀のドイツの天才贋作家、マンフレッド・リンツが作ったダビデの彫刻を、偽物と見抜くストーリー。

さて、今回、マンフレッド・リンツでググったら、なんとまさかの架空人物ではないですか!

そういう人が実在したのかと(マンガを読んでから)ずっと思ってきていたので、ショック!

誰の贋作かというと、イタリアのジュリオ・ロマーノ(1499〜)。まさか、こちらも?

こっちは実在しました!

ウィキにも項目あり。

ジュリオ・ロマーノ マントヴァのパラッツォ・デル・テに描かれたフレスコ画、『クピドとプシューケーの結婚披露宴』(Wikipediaから)

ストーリーとしては、16世紀のドイツ人の職人は、信仰心がなく、聖書を読んだことがない、だから偽物という展開なのですが、ここらへんは、グーテンベルクの前のドイツ人の職人は文字読めない、くらい、雑な論理ではあるので、ドイツ人のグーテンベルク前のキリスト教などはたぶんちょっと調べれば、覆せるような気がします。

キリスト教化されるまで無知な蛮族だったという考え方は、西洋中心史観の本場イギリスで学んだキートンらしいとは言えるかもしれませんけど(ちょっと嫌み)。

 

*この「読み直すマスターキートン」シリーズは、あくまで、フィクションのマスターキートンに対して突っ込むのが目的ではなく、三十年たって、自分が批判的な姿勢を見につけたのかのおさらいです。

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