2020年5月16日の毎日新聞で「中国共産党の世界支配を望む人々も少なくない」と明示する驚きの記事が出ていた。
書評で、寄稿では、あるが、共産党の世界支配を望む人たちがたくさんいると主張する意見は前代未聞だろう。
書いたのは、評論家の三浦雅士氏。『感情の歴史Ⅰ』という本の書評だ。
「中国共産党が着々と進めてきた世界制覇の方針が全人類の前に赤裸々になったのだ。(略)批判しているのではない。その独裁資本主義とでもいうべきものがマルクスの思想と合致するかどうかは別として、中国共産党の世界支配を望む人々もまた、彼我ともに少なくないと思えるからである。」
これを書評の一番最初(つまり毎日新聞が今週最も読んで欲しい書評という意味だ)に堂々と載せているのだから、彼我の「我」である毎日新聞も、中国共産党の世界制覇を望んでいる少なくない人々の一部と思われても仕方が無いだろう。
中国寄りということは、もちろん常識であるが、中国の世界制覇を応援しているとは、さすがに思わなかったので、いやー、びっくりした。
毎日新聞「中国共産党の世界支配を望む人々も少なくない」
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