マスク全戸に送りつけは良策 1か月送り続けるべき

安倍首相が4月1日に、布製のマスクを全戸に2枚ずつ送りつける(郵便局が全戸配布)という想定外のコロナ対策を発表しました。(エイプリルフールかと)

アベガークラスターは「とんでもない愚策」と騒いでいますが、これはかなり良策だと思いましたので、私見です。

まず、アベガー、コイケガーの前に、
新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する厚生労働省対策推進本部クラスター対策班
東北大学大学院医学系研究科・押谷仁教授
が全国民に向けて、非常にわかりやすい「COVID-19への対策の概念」とする56ページのPDFを公開していますので、

本当に本当に、テレビ朝日のモーニングショーなんてものを見ている暇があったら、56ページ読んでください。

どうしてもワイドショーを見るのに忙しかったら、以下のページだけでも読んでください。

2ページと4ページ (なんでSARSとかMARSとか今までもあった新型と違ってやばいのかが分かります)

25ページ (なんでワイドショーにあおられて病院に行ってはいけないかが分かります)

35ページ (一人一人が行動を帰れば未来は変わる)

48ページ (なんで今はPCR検査の拡充を言ってはいけないかが分かります)

51ページ (経済的はともかく、海外からの人の入りを制御できれば、かなり状況が改善する未来がみえます)

54ページ なぜ日本方式はここまでうまくいっているのか?

いくつかの説明がありますが、一般国民として強調しておきたいのは

「クルーズ船から続くさまざまなことから非常に多くのことを短期間に学んでいる」
という一文です。

日本人はいまのところ、コロナに対して、賢くなっています、加速度的に。
昔からコロナに詳しかったわけではなく、ほんの数か月で、学んでいるのです。私たちはバカではないのです。
日本人が特別賢いというよりも、9年前の東日本大震災で、パニックになることの危険さを(大きな犠牲をはらって)学んだからです。

そして最後の55ページ 

 日本に住むすべての人がこの問題を真摯に考え、それぞれの行動を見直してもらうこと
「行動変容!行動変容!行動変容!」

と結ばれています。

たまたまスーパーでマスクが入荷されたときは思わず列を作って買ってしまいますよね。はい、すみません。

でも、そういう行動(人がわーっと集まって、さらに興奮してわいわいと騒ぐ)をやめないといけないのです。

でもでも、目の前にマスクが並んだら、とてもじゃないけど、自分も興奮してしまいます。押すな押すなの列を作っちゃいます。

この行動を変える可能性があるのが、マスク配布です。

政府は布マスクだけでなく、国内生産のマスクをすべて買い上げては、郵便局に送って、全戸配布をしまくるべきです。

だんだんと家に貯まっていくマスク。3日ごとに2枚ずつ来て、たまに一箱届いたりなんかして、それが1か月も経てば、スーパーやドラッグストアという生活の重要なインフラを感染源にする行動を変えることができます。

10万円のお肉券を配るより、1万円分のマスク(1枚100円として100枚)を五月雨的に全国民に送りつけたほうが全国各地で「3つの密」を減らすことができます。所得制限とか不要ですし、「もう送るな」との声があがるまで送り続けるべきです。

国民も、悪い行動を変えたいのです。自分がクラスターを作ったりはしたくないのです。行動を変えるためのチャンスをください。

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